2010年5月28日金曜日
今月号のアフタヌーンがスゴイ件
各所で話題になってますが、今月号のアフタヌーンがスゴイ。
まず榎本俊二の『斬り介とジョニー』がスゴイ。
田中天さんなんかがついったで絶賛してたんで買ってみたんだけど、ものすごく無慈悲に、無感情に人が殺されていく。一般人が路傍の草のように簡単に斬り殺され、『ゴールデンラッキー』あたりのシニカルさそのままに、悪党たちがすぱぱぱぱぱーん、と斬り殺されていく。
そして絵の作り方がスゲエ。
映画好きで有名な榎本俊二らしい”見せ方”っつーのか、コマ1つ1つの構図の切り方とか、着目点とか、『読者にどこを見せたいか』ってのがかっちりわかる描写がスゲエ。
「なんだこのアホマンガは!」っていわれちゃうかもしれない描写法だとは思う。
が、マンガ書いたり絵を描いたりの素養がない俺でもシビれるくらいスゲエ。
Rebisさんがついったで「D&Dのハックアンドスラッシュみたい」って言ってたけど、確かにこんなカンジなんだろうなw
あとむげにんとかヒストリエとかラブやんとかもいいんだが、今回はおまけで付いてる別冊ふろく「四季賞」がスゲエ。
今回受賞の3作がどれもイイでき。
絵が下手だったり、話がとっちらかったりしてるとか細かい部分で気になるところはあるけど、そういうのを超えて『この話が描きたい!』とか『このキャラを動かしたい!』って思いが”のしっ”と伝わってくるイイマンガでした。
大賞取った作品の持つ熱量。2番目のヒーローもののベタだけど人の心を揺り動かす描写。3番目の、地味なんだけどなんか溢れてくるもの。
どれもスゲエいい。
なんだかんだいわれてるけど、まだまだ捨てたもんじゃねえな! 日本のマンガは!
【富士鷹ジュビロ先生の声で】
ということで、まだ読んでない君は買って読め!
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