2010年6月14日月曜日

おかえり、はやぶさ。

395 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 21:34:43 ID:ibcJAU6b0
ついに帰ってくるのか……
なんかもうお使いに行かせたら転ぶわお使いメモ無くすわ財布も無くすわでもう大変。
……な三歳児を陰で見守るおかんの気分だw
まあ転んでもバンソウコもたせてたし
お使いメモ無くしても歌にして買うもの覚えさせてたし
財布無くしても千円札だけ別にしてポーチに入れておいたけどね。こんなこともあろうかと。
……という気分だw


あとはよろよろしながら傷だらけで帰ってきた我が子を抱きしめてやるだけだな

530 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:38:10 ID:ix7ry+tv0
>>395
ざんねんながら、抱きしめてやる事はできないんだ。
チャイムが鳴って、玄関を開けたら買い物袋だけがそこにおいてある。
そうしたら、ちゃんとお使いできたか、確かめてやるんだ。
そして誰もいない玄関に向かって、思いっきり褒めてやれ。


7年の旅を終えて、流れ星になった。
それが、はやぶさだ。

数々のトラブルを乗り越え、予定より3年も遅れながら任務を全うし、世界的にも貴重なサンプルを運んで、60億キロの長い旅を終えたはやぶさ。
はやぶさは13日夜、資料の入ったカプセルを切り離した後、大気圏に突入。
はやぶさは燃え尽きて、チリとなった。

























(動画 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100614/t10015086401000.html


はやぶさの最後の任務は「反転して地球の写真を撮ること」。
この任務は宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授らによって決定された。


7年ぶりに戻ってきた故郷の姿を最後に撮らせてやりたい


そんな、科学者らしからぬ感傷的な理由から。

そして、はやぶさは科学者たちの心に応えた。

 撮影を担当した宇宙機構の橋本樹明教授によると、2時間ほどかけてはやぶさの姿勢を整えて5、6枚を撮影。ほとんどが真っ黒な画面だったが、時間ぎりぎりの最後の1枚に地球の姿が残っていた。約30分後には大気圏に突入し、本体は燃え尽きたとみられる。


 撮影したカメラは小惑星「イトカワ」を撮影した際にも使われたが、省エネのためその後電源を切っており、起動するか分からないとされていた。はやぶさは最後の最後まで期待に応えた形になった

http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061301000705.html

本当に最後の力を振り絞ったかのような写真を残し、はやぶさは地球に帰還した。

不思議なことに、この画像ははやぶさが燃え尽きたあとになってデータが届いたという。
「 撮影の段階ではやぶさは燃え始めていたはずで、なぜこのような画像を送れたのか信じられません(関係者)」


いくつもの奇跡とともに、はやぶさは帰ってきた。

地上に放出されたカプセルは、目標との誤差わずか1kmの精度で地上に届いていた。
そして、それを成し遂げるために--ギリギリまでカプセルを手放さず、サンプルを無事地上に届けるために--はやぶさは流れ星になったのだ。


”大気圏に再突入。
断熱圧縮による空力加熱で、燃え尽きる。
成層圏に拡散し、高度13kmでジェット気流に乗り、高度6kmで乱層雲と出会う。
昇華核として飽和水蒸気を集め、氷晶となり雪片となり、途中で融けて雨になる。

ある朝玄関を出たあなたの肩先に落ちる一滴の雨粒。
それが「はやぶさ」だ。 ”




梅雨の雨が降る。
そこには、帰ってきたはやぶさがいる。


おかえり、はやぶさ。
よくがんばったね。
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再突入時の写真
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20100613-OYT9I00808.htm
この写真はホントに幻想的。神々しくすらある。

はやぶさの功績一覧
http://2chcopipe.com/archives/51444705.html

参考
http://mainichi.jp/select/wadai/naruhodori/news/20100613ddm010070014000c.html

おまけ。読んで泣け。
http://drawr.net/show.php?id=1478887

おまけその2。
小惑星イトカワと、なぜ”はやぶさ”と命名されたかについて




お願い
現在はやぶさ等の研究を行ってた機関は、どっかのアホな党の売れない芸能人のおばちゃんに仕分けされようとしてます。
がんばってきたはやぶさの功績は、次の世代に受け継がれてはじめて意味のあるものになります。BBCの記者が記事で述べているように、日本の宇宙技術はきょうのこの瞬間、世界一になりました
はやぶさを作った科学者と技術者の熱い思いと、それを支える忍耐と努力が、日本を世界一にしたのです。

この火を、消しちゃいけねえ

ということで、なにしたらいいのかわかんねえけど、とりあえず文科省のアドレスみっけてきた。
なんでもいい、思ったことを書いてやってくれ。
そのうちの1通でもJAXAの人に届いたら、きっとそれは力になる。

https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry31/

4 件のコメント:

  1. 胸があつくなりますな・・・
    何か自分にできることを少しでもしてみたいと思っております。

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  2. 他人が、本当に一生懸命やってることっていうのは、本当に人の心を揺さぶる力があるんですね。
    ニュース見てて思います。


    ホント、もう一回、奇跡が起きないかなぁ……。

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  3. 貼ってあった参考記事読んだ。

    まじ泣いたわ。

    はやぶさ帰還の実況もネットではパンク状態だったのに
    テレビではほとんど取り上げられず…ってかスルー?

    ワールドカップやってたけど、ニュースにすら取り上げ
    られない意味がようわからん。
    っていうか科学を軽く扱いすぎだろ。

    これ見て何か小学生の時のドキドキを思い出した。
    ガラスにスス付けて皆既日食を初めて見た時とか、
    そんなちっちゃいレベルだけど。

    科学者になりたいなんて思ってたこともあったっけ。

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  4. 資源のねえ日本でどうやってこの先生きて食っていったら、技術を育てるしかねえって、ものすごく基本的な道理がわかんねえやつが政治家になってるのが日本の不幸だと思うんだ。

    上がそんなのじゃあ、下も科学をバカにするようになるわなあ、と。


    NHKでさえ1時間遅れで放映だもんなあ。
    ご自慢の多チャンネルはどうしたんだっつーの。

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