2010年6月15日火曜日

はやぶさを支えた男たち

みんな、JAXAのブログ見てる?

「関係者から」が超アツい。ので読め。
http://hayabusa.jaxa.jp/message/index.html

はやぶさに関わった人達が、万感の思いを込めてはやぶさと、そして自分の任務のことをアツく語っている。



方探班の矢野さんのメッセージとか、メカスキーには涙無しには読めん。
http://hayabusa.jaxa.jp/message/message_042.html
はやぶさの「臍の緒」とかもうね。

曽根さんのもいい。
http://hayabusa.jaxa.jp/message/message_041.html
なにがなんでも見つけてやる! って思いが、静かな文章の中から沸々と伝わってくる。


いいから読め!
そしてアツい男の魂に触れろ!

・・・こういうの読んでると、なんか松本零次の戦場マンガシリーズ思い出すのう。


-----

彼ら、JAXAの職員はエリート中のエリートだ。

しかし、現代では賢い生き方をしている人達では決してない。

宇宙分野なんて予算を削られまくっている分野で研究しようなんて、MBA取って一流企業に勤めている人から見れば狂気の沙汰だろう。
数分の1の年収と、報われない成果、報道されない結果、いつ解雇されるかわからない不安--そんなものとともに生きていかねばならないのだから。


それでも、彼らはやり遂げた。
少ない予算をやりくりして、さらに予算を付けるために無謀とも言える数々の挑戦を行い、打ち勝ってきたのだ。

そして、そんな彼らには、決してお金では買えないものがある。
帰ってきたはやぶさに「最後に地球を見せてやりたい」というロマン溢れる心であり、単なるあまり部品を「臍の緒」というやさしい心であり、絶望的なまでの困難にも心折れず、戦い続ける強い心だ。


そして、彼らの手により見つかった、はやぶさのカプセル。
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2010/0614_3.shtml

アボリジニの聖地で見つかったそいつは、まるで神への捧げ物のように、あるいは生まれたての赤ん坊のように、大事に、大事に回収された。
そいつは、聖地にふさわしい外見ではなかったかも知れない。
けれど、神がかっているとしか思えないたくさんの奇跡を引き連れて、地球に帰ってきた。


多くのニュースもトップではやぶさの帰還を伝えている。
こんなに宇宙関連のことが取り上げられるのは、本当に久しぶりじゃなかろうか。


例の仕分けのおかげで、17億あった予算が3000万になり、はやぶさ2は地球を発てない状況らしい。
そして、小惑星帯の周期の関係で、今回のチャンス(2014~15年)を逃すと、10年は発射できなくなるのだそうだ。


神様。
奇跡続きでわるいんですが、もう一つ奇跡を起こしてやっちゃあもらえませんか?
一生懸命やってる人達と、風になったはやぶさのために。


<きょうのおまけ>
平野耕太のツイッターでのつぶやき選。
なにこのムダに高いクオリティw もはや金が取れるレベルに達している。

「はやぶさの声を大塚明夫にして見たら、大気圏突入時に「良し、行くか」「ぬおおぉぉぉ!」っつって燃え尽きたので星の屑作戦成就。」

「はやぶさの声、攻殻機動隊のタチコマで喋られたら、もはや日本のロケットの予算を1000倍にするまで勘弁できぬ

NHKの受信料払うのに抵抗が微塵もなくなったわ。」

「ボイジャー「我々は屍すら故郷に帰れないのだ」 パイオニア「ならば彼方へ行く」」



そういや今月新刊出るね平野先生。

0 件のコメント:

コメントを投稿