仕事を18時に終わらせて行ってきた。
着いたのは日も暮れた18:50ごろ。
薄暗い中、白い石作りの参道を、夜にもかかわらず結構な人数が歩いている。
仕事帰りの人も多いんだろう。ネクタイ・鞄の人もけっこう混じってる。
かと思えばライダースにメットを抱えた兄ちゃんがいたりとか。
ちなみにライダーズ兄ちゃんたちは完璧な所作で手水を使ってた。
……かっけーじゃねえか、おい。
中鳥居をくぐってみると、白いライトに照らされた拝殿にざっと見で300人ほどが並んでいる。
よく見ると、全員が静かに列を作っていた。
家族連れやカップルっぽいのが結構いるのに、しゃべる言葉もほとんど聞こえず、時折柏手を打つ音だけが響く。
同じ神社であるにもかかわらず、初詣なんかの雑然とした雰囲気はまるでなくて、なんとも静謐な儀式に参加しているような気分に。
なにか、不思議なものを見た。
そんな気分を覚えながら、参拝して社を出る。
大鳥居の前の神門を通るころ、ちょうど19時ごろで、本殿の方から太鼓の音が聞こえてきた。
同時に、木で作られた門がぎぎぎ、と軋み音を立てながら閉められる。
鳥居の方からそれを見て慌てて走ってくる人が何人か。
しょうがねえな、とでもいうように、門が少しだけ口を開けたまま、走ってくる人たちを受け入れていた。
菊紋の入った、いかめしいとも言えるような大門で、なんとも微笑ましい光景を横目に見ながら帰路につく。
まあ、アレだ。
そんなに立派なことを言えた義理じゃねえんだけどさ。
国を守ってくれた人たちがいるってことを、心に刻んで生きなきゃいけねえよな。
そんなことを、思った。
オチはない。
2011年8月15日月曜日
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